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架空請求・ワンクリック請求の見分け方:本物の有料サービスの請求との違いと相談先

PR · 出典 10 件

消費者ホットライン188最寄りの消費生活センター等を案内
警察相談専用電話#9110緊急のときは 110 番
188 が話し中のとき03-3446-0999平日 10〜16 時(バックアップ相談)
架空請求の相談件数216,058 件2018 年度(国民生活センター)
目次

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アダルトサイトを見ていたら、突然画面に「登録完了」の文字。あるいは、知らない業者から「サイト利用料が未納です」というメールやハガキが届く。どきっとしますし、内容が内容だけに人には相談しにくい。つい一人で片づけようとしてしまいます。

けれど、こうした請求の多くは払う必要のない架空請求やワンクリック請求です。慌てて連絡したり払ったりするのは、相手の思うつぼ。このページでは、国民生活センターと消費者庁の公開資料をもとに、手口と見分け方、やってはいけないこと、相談先を順に整理します。

結論:身に覚えがなければ、連絡しない・払わない

国民生活センターと消費者庁の資料に共通する助言は、次の 3 つです。

  1. 相手に連絡しない。画面やハガキに書かれた電話番号・メールに連絡すると、名前や電話番号などの個人情報を新たに知られ、さらに請求されるおそれがあります。
  2. 払わない。国民生活センターによると、一度払ったお金を取り戻すのは難しいとされています。
  3. 不安なら 188 に相談する。188(消費者ホットライン)に電話すると、お住まいの地域の消費生活センターなどを案内してもらえます。

迷ったら、まずこの 3 つだけ。以下は、その理由と具体的な見分け方です。

手口 1:ワンクリック請求(画面に「登録完了」)

国民生活センターの「見守り新鮮情報 第 523 号」(2025-10-09 公表)は、次のような相談を紹介しています。流れを追うと、相手がどうやってお金を引き出すかがよく分かります。

  1. スマホで無料のアダルト動画サイトを見ていたら、突然「登録完了」の画面になった。
  2. 「誤作動の人はこちらにお電話ください」とあったので電話すると、約 50 万円の料金が発生していると言われた。
  3. 「いったん 30 万円払えば、手数料を引いて返金する」と言われ、コンビニで電子マネーを買って番号を伝えたが、返金されなかった。

お金の話が出てきたのは、相談者が自分から電話をかけたあとです。同センターは、「誤作動の人はこちら」「退会はこちら」などの案内があっても、決して連絡しないよう助言しています。年齢確認のボタンを押しただけで「登録完了」になる手口もある、と注意を促しています。

手口 2:架空請求(メール・SMS・ハガキ)

国民生活センターの「利用した覚えのない請求(架空請求)が横行しています」(2026-05-27 更新)によると、次のような文面が使われます。

  • 「消費料金に関する訴訟最終告知」などのハガキ。連絡しないと訴訟や差し押さえをすると書き、連絡してきた人に「取り下げ費用」を請求する。
  • 「自宅へ出向く」「勤務先を調査」「給与の差し押さえ」「信用情報機関に登録」などの脅し文句。
  • 実在の事業者の名前をかたって、コンテンツの利用料金を請求する。

消費者庁も、手段はハガキ・封書・SMS などさまざまで、消費者庁・裁判所・法務省や実在の事業者の名前をかたることがあると注意を呼びかけています。もっともらしい名前が書いてあっても、それだけで本物とは言えません。

相談件数で見ると

架空請求の相談は、2016 年度の約 8 万件から急増し、2018 年度は 216,058 件にのぼりました(国民生活センター、2019-04-11 公表。PIO-NET の 2019 年 3 月末までの登録分)。

年度相談件数うち 1 円以上払った割合
201467,800 件1.9%
201580,881 件2.7%
201683,495 件3.1%
2017199,750 件1.5%
2018216,058 件0.9%

確認日 2026-10-25。出典: 国民生活センター 架空請求の相談が20万件を突破。

払ってしまった割合は 0.9〜3.1% と小さく見えますが、相談件数が多いぶん、件数にすると少なくありません。2018 年度の数字を単純に掛けると、216,058 件 × 0.9% で約 1,900 件になります。

本物の請求と、何が違う?

正規の有料サービスでも、もちろん請求はあります。違いは「どうやって料金が決まり、どうやって払わせるか」に表れます。

比べる点正規の有料サービス架空請求・ワンクリック請求
料金が決まるとき申し込みの前に料金が表示され、自分で決済するボタンを押しただけ、見ただけで「登録完了」「料金発生」
支払い方法自分で登録したカード、前払いのポイントなどコンビニで電子マネーを買って番号を伝えさせる、指定口座への振込
連絡の求め方会員ページ・登録メールアドレスへの案内「本日中に電話を」「誤作動の人はこちら」と電話をさせる
脅しない訴訟・差し押さえ・勤務先・信用情報などをちらつかせる
後からの請求前払い式なら、買った分以上の請求はない「未納料金」「延滞金」が後から来る
履歴ログインすると購入・契約の履歴があるどこにも履歴がない

なかでも分かりやすい目印が支払い方法です。国民生活センターは、コンビニなどで電子マネーを買わせて番号を教えさせる方法は「全て詐欺」だと書いています(2024-04-24 公表)。

正規のサービス側も、たとえば次のように案内しています。

  • FANZA ライブチャット:「あらかじめポイントを購入して利用するプリペイド方式を採用していますので、あとからご利用分を請求することはありません」(公式ヘルプ)。
  • DUGA:「作品ページや決済画面で表示されている価格・料金以外のいかなる請求も発生しません」(公式ヘルプ)。

自分が使ったサービスの請求かどうか迷ったら、そのサービスにログインして履歴を見るか、「クレジットカード明細の表記一覧」と照らし合わせれば見当がつきます。

やってはいけないこと

  • 画面・メール・ハガキに書かれた番号に電話しない。
  • 電子マネーの番号を伝えない。
  • 「返金する」「訴訟を止める」という話に乗らない。
  • 検索で出てきた「相談窓口」をそのまま信じない。国民生活センターは、架空請求業者がニセの消費生活センターの番号を案内し、「支払う必要がある」とウソの助言をした手口を公表しています(2019-07-18)。消費生活センターに相談するときは、自分で 188 にかけてください。

相談先

相談先番号どんなとき備考
消費者ホットライン188請求が本物か分からない、払ってしまった、解約できない最寄りの消費生活センター等を案内。相談は無料、通話料はかかる
警察相談専用電話#9110執拗な取り立て、脅しを受けている緊急のときは 110 番

確認日 2026-10-25。出典: 消費者庁 消費者ホットライン、警察庁 特殊詐欺対策ページ(#9110 と 188 を掲載)、国民生活センター 架空請求の相談が20万件を突破(「消費生活センター(188)や警察(#9110)へ相談」)。

  • 188 が話し中のときは、国民生活センターの「バックアップ相談」(03-3446-0999、平日 10〜16 時)が使えます(消費者庁のページ)。
  • 「裁判所からの支払督促」や「少額訴訟の呼出状」と思われる書類は、放置しない。本物かどうかの判断は難しいので、すぐに消費生活センターに相談してください(国民生活センター)。裁判所の連絡先は、書類に書かれた番号ではなく、裁判所のホームページで自分で調べましょう。
  • 請求のハガキ・封書・メールは、捨てずに証拠として保管しておきます。根拠のない悪質な取り立てを受けたら、警察に届け出ます(国民生活センター)。

これから有料サービスを使うときは

最後に、そもそも架空請求に巻き込まれにくくするための確認点です。

  • 料金が申し込みの前に表示され、自分で決済するサービスを選ぶ。
  • 運営会社の名前・住所・連絡先(特定商取引法に基づく表記)があるか見る。
  • 無料をうたうサイトのボタンを押さない。年齢確認のボタンでも「登録完了」になる手口がある。
  • 契約した月額サービスは、明細を毎月見て、使わなくなったら解約する(「解約と自動更新のしくみ」)。

このサイトは、料金と条件を公開している有料サービスだけを扱っています。無料をうたうサイトは紹介しません。

出典(公的資料)

いずれも確認日 2026-10-25。

出典と確認日(10 件)

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